基本情報

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野間 直彦

NOMA Naohiko


職名

准教授

研究分野・キーワード

植物生態学

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プロフィール

研究課題(研究概要)
1.動物による種子散布の生態。植物は、種子を分散させるために様々な方法を発達させています。そのなかで、鳥や獣の餌になる柔らかい部分を持った液果と呼ばれるタイプの果実をつけるものが、どのように種子散布を行っているのか、それは森林の更新とどう関わっているのか研究しています。

2.里山の生物の現状と保全策。燃料革命後に放棄された里山林は、一見したところ緑に覆われていますが、その構造は管理されていた状態からは大きく変化しており、また間伐の足りない植林が増えています。そこに棲んでいる多くの生物が絶滅の危機にあり、一方ではイノシシなどによる農作物の被害も増えていますが、周辺の里山でそれらの現状と、複合的な効果を期待する管理・利用法を研究しています。
研究業績等(概要)
1.西南日本の森林を代表する照葉樹林では、液果の多くは真冬に熟し、それは冬期の主な種子散布者である鳥の個体数が増える時期に一致していることを見出しました。これらの樹種は果実を食べさせることで、種子を林内に薄く広く効果的に散布していることを明らかにしました。そして、結実数が年により大きく変わることを長期間の継続調査から明らかにし、豊作の年が種内・種間で一致する傾向があることを見出しました。さらに、自然林の果実が不作の年にはサルやヒヨドリによる果物などの農作物の食害が多くなることが明らかになりつつあります。

2.イノシシ害のある農地に隣接し放置されている林地を帯状に伐採し被害を減らす方法を開発しました。イノシシは開けた場所を避けており、高木を一定量以下に減らすと忌避効果があります。地表の植物が成長し藪ができるとイノシシの利用が増えますが、継続して管理を行うことで減らすことができ、 被害の低い状態を維持できます。伐採地の省力管理の方法として、草地になった所でめん羊・和牛の妊娠雌を放牧、林下で山菜(サワアザミ・ハタケワサビ・クサソテツ)を栽培し、どちらもイノシシの侵入を抑える効果が高いことを明らかにしました。

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 滋賀県立大学  環境科学部  環境生態学科  准教授   2012年04月  - 現在

  • 滋賀県立大学  環境科学部  環境生態学科  講師   1998年04月  - 2012年03月

所属学会 【 表示 / 非表示

  • 環境科学会  

  • 日本エコミュージアム研究会  

  • 日本植物分類学会  

  • 日本生態学会  

研究分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 生態・環境

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Detecting the early genetic effects of habitat degradation in small size remnant populations of Machilus thunbergii Sieb. et Zucc. (Lauraceae).

    Watanabe S, Kaneko Y, Maesako Y, Noma N

     International Journal of Forestry Research  2017   1  - 7  2017年

    共著  共同(副担当)

  • Flowering phenology and mating success in the heterodichogamous tree Machilus thunbergii Sieb. et Zucc (Lauraceae).

    Watanabe S, Noma N, Nishida T

     Plant Species Biology  31   29  - 37  2016年

    共著  共同(副担当)

  • 絶滅危惧種タチスズシロソウ(Arabidopsis kamchatica ssp. kawasakiana )個体群の個体数推定

    小杉 亜希, 高倉 耕一, 野間 直彦, 河邊 昭, 原田 英美子

    関西自然保護機構  地域自然史と保全  38 (1)   51  - 59  2016年

    共著  共同(副担当)

著書 【 表示 / 非表示

  • 琵琶湖と環境

    野間 直彦

    サンライズ出版  455p  2015年06月

    単行本(一般書)  共著

総説・解説記事 【 表示 / 非表示

  • 新しい動き

    野間 直彦

     湖国と文化  (151)   10  - 11  2015年04月

     単著  共同(主担当)

 
 

学部講義等担当 【 表示 / 非表示

  • 植物生態学

  • 森林生物学・実験

  • 生物学Ⅰ

  • 植物生態学

  • 生物系統分類学

 

国・地方公共団体等における審議会・委員会等の委員 【 表示 / 非表示

  • 兵庫県豊かな森づくり課  「災害に強い森づくり」にかかる事業検証委員会  委員   2008年07月  - 2009年07月

  • 滋賀県自然環境保全課  滋賀県ニホンザル保護管理検討委員会  委員   2006年04月  - 2008年03月

  • 滋賀県環境管理課  滋賀県環境影響評価審査会  委員   2005年03月  - 2008年02月

  • 栗東市生活環境課  (株)RDエンジニアリング産業廃棄物最終処分場環境調査委員会  委員   2004年12月  - 2006年10月