肥田 嘉文 (ヒダ ヨシフミ)

HIDA Yoshifumi

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職名

講師

研究分野・キーワード

環境科学,影響評価科学

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プロフィール

研究課題(研究概要)
1.野外調査データに基づく「内分泌撹乱」概念の枠組みの再評価
 水環境中の植物プランクトンが、エストロゲン活性物質を産生し、自身が食べられることで相手(魚類)に影響をおよぼしていることが示唆され、内分泌撹乱作用とは、ありふれた自然現象の一部に過ぎないのではないか、と考えるようになりました。そして、自然の現象を抽出、記述することが、未知の環境汚染問題であった事象を、既知の、一定程度受け入れられる影響として捉え直す手段になると実例で示したいと思っています。

2.野菜がもつ潜在的な毒性(変異原性)の程度から食の安全をとらえ直すための研究
 自然物、特に動けない植物にはもともと自己防衛のための有害物質が備わっており、そのリスクが一定程度”ある”ことを敢えて示すことが、「リスクはゼロであるべき」との一般の人の”安全観”を改めていく手段になるはずと考えて、その定量化に取り組んでいます。人工防除(防衛の手助け)の程度の異なる栽培野菜や、伝統的に食用されてきた山菜、野草などを対象にしています。

3.人の身体の動きを阻害している要因を明らかにするための研究
 人が等しく重力を受けて、体重を脚で支えて立っているのに、脚の筋肉の発達には個人差が見られます。筋肉は鍛えることで発達していくわけですから、筋肉が未発達で、細い脚の人は「日常から立つ動作において筋肉を使っていない人ではないか」と考えるようになりました。ここでは、二本脚で立つ動物本来の立ち姿勢には、筋肉を使わずに済む「釣り合い」が成り立つ仕組み(脚の骨格の形状)がある、と仮説を立てることでこれを説明できるのではないかと考えました。もしそうだとすると、このような本来の姿勢を取らなくなることで、筋肉をより一層使うことになり、その積み重ねの結果、筋肉の発達、柔軟性の低下を生じ、ひいては腰痛をはじめとする体の痛みの発症(生活の質の低下)へと関連していくことが考えられます。そしてその原因(発生源)として、伝統的な日常の生活・行動習慣、道具を含めた環境要因が関わっていると推測しています。現在、この仮説の検証に向けて計測調査やアンケート調査に取り組んでいます。

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 東北大学  農学部  食糧化学科  1990年03月

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 京都大学  農学研究科  食品工学専攻  博士課程  1999年01月

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(農学)  京都大学  2000年01月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 滋賀県立大学  環境科学部  環境生態学科  講師   2019年04月 ~ 現在

  • 滋賀県立大学  環境科学部  環境生態学科  助教   2007年04月 ~ 2019年03月

  • 滋賀県立大学  環境科学部  環境生態学科  助手   1999年02月 ~ 2007年03月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 大塚製薬株式会社 大津研究所  研究員   1992年04月 ~ 1995年03月

所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  • 日本環境化学会  

  • 日本環境毒性学会  

  • 日本内分泌撹乱化学物質学会 (環境ホルモン学会)  

  • 日本リスク研究学会  

  • 環境毒性化学会(The Society of Environmental Toxicology and Chemistry)  

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研究分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 環境影響評価

  • 放射線・化学物質影響科学

 

研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • 植物プランクトンが産生するエストロゲン活性物質の特徴づけによる内分泌撹乱概念の再構築

    内分泌撹乱、リスク評価、評価軸、発生源、影響評価

  • 野菜がもつ天然の変異原性(発がん性)の変動の特徴と自然が許容する突然変異発生率の解明

    変異原性、自然物、化学物質、発生源、安全観、影響評価

  • 人の身体の動きを阻害している要因を明らかにするための研究

    生活の質、身体動作、生活環境要因、影響評価

論文 【 表示 / 非表示

  • Herbicide discharge from rice paddy fields by surface runoffand percolation flow: A case study in paddy fields in the Lake Biwa basin, Japan

    Sudo M., Goto Y., Iwama K., Hida Y.

    Journal of Pesticide Science  Journal of Pesticide Science  43 (1)   24 ~ 32  2018年01月

    10.1584/JPESTICS.D17-061  共著  

    [概要]

    © Pesticide Science Society of Japan. The transport of three herbicides, pyriminobac-methyl, imazosulfuron and pyraclonil from a watershed that includes 40 ha of paddy fields to a drainage canal was monitored in the Lake Biwa basin, Japan. Based on the intensive monitoring of all paddy plots and in the drainage canal conducted on 3 days during and after the application period, the passage of herbicide discharge from the paddy fields to the drainage canal was separated into surface runoffobtained from field observations and percolation flow calculated from the herbicide mass balance. Surface runofffrom paddy plots immediately after herbicide application, discharging a large volume of paddy water, or both processes in conjunction had a significant effect on herbicide discharge. Without surface runoff, paddy fields discharged a consistently high amount of herbicide gradually by percolation flow. These results suggest that considerable amounts of herbicides were discharged into the drainage canal through percolation even if appropriate water management to prevent herbicide surface runoffwas practiced.

  • A calmodulin inhibitor, W-7 influences the effect of cyclic adenosine 3', 5'-monophosphate signaling on ligninolytic enzyme gene expression in Phanerochaete chrysosporium

    T. Sakamoto, Y. Yao, Y. Hida, Y. Honda, T. Watanabe, W. Hashigaya, K. Suzuki and T. Irie

    Springer  AMB Express  2 (7)   1 ~ 9  2012年01月

    共著  共同(副担当)

  • 河川の伏流が表層水中の農薬濃度・流出負荷量に与える影響

    後藤裕子,須戸 幹,肥田嘉文,小谷廣通

    公益社団法人 農業農村工学会  農業農村工学会論文集  79 (5)   375 ~ 384  2011年05月

    共著  共同(副担当)

  • 森林小流域で測定した比流出量の収斂性の検証

    尾坂兼一,乙守利樹,草加伸吾,駒井幸雄,浜端悦治,肥田嘉文,永淵修,國松孝男

    公益社団法人 日本水環境学会  水環境学会誌  33 (10)   167 ~ 174  2010年10月

    共著  共同(副担当)

  • ニゴロブナ(Carassius auratus grandoculis)の血液中のピリジンヌクレオチド補酵素含量

    柴田 克己,廣瀬 潤子,福渡 努,肥田 嘉文,國松 孝男

    ビタミン学会  ビタミン  82 (2)   131 ~ 135  2008年04月

    共著  共同(副担当)

  • Spatial distribution and seasonal changes of pesticides in Lake Biwa, Japan

    M. Sudo, T. Kawachi, Y. Hida and T. Kunimatsu

    Springer  Limnology  5 (2)   77 ~ 86  2004年09月

    共著  共同(副担当)

  • Comparison of nutrient budgets between three forested mountain watersheds on granite bedrock.

    T. Kunimatsu, E. Hamabata, M. Sudo and Y. Hida

    IWA Publishing  Water Science & Technology  44 (7)   129 ~ 140  2001年07月

    共著  共同(副担当)

  • Carotenoids and retinoids as suppressors on adipocyte differentiation via nuclear receptors

    T. Kawada, Y. Kamei, A. Fujita, Y. Hida, N. Takahashi, E. Sugimoto, T. Fushiki

    IOS Press  BioFactors  13 (41278)   103 ~ 109  2000年01月

    共著  共同(副担当)

  • Ultrasonography evaluation of abdominal fat in live rats

    Y. Hida, N. Matsui, T. Kawada and T. Fushiki

    (財)学会誌刊行センター  Journal of Nutritional Science and Vitaminology  45   609 ~ 619  1999年03月

    共著  共同(主担当)

  • Fish (Bonito) oil supplementation enhances the expression of uncoupling protein in brown adipose tissue of rat

    T. Kawada, S. Kayahashi, Y. Hida, K. Koga, Y. Nadachi and T. Fushiki

    ACS Publications  Journal of Agricultural and Food Chemistry  46 (4)   1225 ~ 1227  1998年03月

    共著  共同(副担当)

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著書 【 表示 / 非表示

  • 陸水の事典

    略(400名+1団体)

    講談社サイエンティフィク  999p  2006年04月

    事典・辞書  共著

  • 熱帯農業事典

    略(252名)

    養賢堂  643p  2003年10月

    事典・辞書  共著

  • 運動生理・生化学辞典

    略 (144名)

    大修館書店  525p  2001年07月

    事典・辞書  共著

  • 身体運動・栄養・健康の生命科学Q&A 「栄養と運動」

    略(25名)

    杏林書院  144p  1999年07月

    単行本(学術書)  共著

  • 新生化学実験講座4 脂質 I 中性脂質とリポタンパク質

    古川勇次,肥田嘉文,他64名

    東京化学同人  503p  1993年06月

    単行本(学術書)  共著

総説・解説記事 【 表示 / 非表示

  • PPAR の生物学 -環境因子との関わり

    肥田嘉文,河田照雄,伏木 亨

    北隆館  BIO Clinica  13 (12)   83 ~ 88  1998年12月

     共著  共同(主担当)

 
 

学部講義等担当 【 表示 / 非表示

  • 集水域環境影響調査指針

  • 集水域環境学・同実験

  • 環境化学実験(コンピュータ活用を含む)

  • 陸域環境機能論

大学院講義担当 【 表示 / 非表示

  • 集水域環境論

 

学会等における役職 【 表示 / 非表示

  • 日本水環境学会関西支部  幹事   2000年04月 ~ 2021年03月