Organization
Faculty of Human Cultures
Department
School of Human Cultures Department of Regional Studies
Title
Associate Professor
External link
YOKOTA Sachiko
Education
-
Tokyo Metropolitan University Graduate School, Division of Social Sciences Social Anthropology
Course completed： Doctor's Course
Country： Japan
-
Kobe University Graduate School of Cultural Studies and Human Science Area Studies
Course completed： Master's Course
Country： Japan
-
Osaka University of Foreign Studies Faculty of Foreign Language Deaprtment of Area Studies
Country： Japan
Degree
-
Ph.D (Social Anthropology) ( 2009.3 Tokyo Metropolitan University )
-
修士（学術） ( 2002.3 神戸大学 )
-
学士（外国語学） ( 2000.3 大阪外国語大学 )
Research Field
-
Taiwan, Indonesia, Japan
-
religion, animism
-
Social Anthropology, family, marriage, labor, migration
Research Experience
-
The University of Shiga Prefecture School of Human Cultures Department of Regional Studies Associate Professor
2020.4
-
京都大学 東南アジア研究所 客員研究員
2015.4 - 2016.3
Country：Japan
-
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 共同研究員
2010.4 - 2019.3
Country：Japan
-
The University of Shiga Prefecture School of Human Cultures Department of Regional Studies Lecturer
2019.4 - 2020.3
-
京都大学 地域研究統合情報センター 共同研究員
2013.4 - 2015.3
Country：Japan
-
The University of Shiga Prefecture School of Human Cultures Department of Regional Studies Assistant Professor
2013.4 - 2019.3
-
国立民族学博物館 共同研究員
2008.10 - 2014.3
Country：Japan
-
日本学術振興会／東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 日本学術振興会特別研究員
2010.4 - 2013.3
Country：Japan
Association Memberships
-
比較家族史学会
2008.2
-
日本華僑華人学会
2007.10
-
日本文化人類学会
2002.4
-
The Japan Association for Taiwan Studies
Research Areas
-
Humanities & Social Sciences / Cultural anthropology and folklore
Available Technology
-
中国系女性移民と子供のディアスポリック空間の形状をめぐる研究
Papers
-
グローバリゼーション下の婚姻と労働契約：台湾中部の地方都市からの考察 Reviewed
横田祥子
2009.3
-
クヴァラン族の文化復興運動に関する人類学的研究：民族の『名』をめぐる実践
横田祥子
2002.3
-
Prospeting Rough Spirit: Folk Religion and Interethnic Relationship in West Kalimantan, Indonesia Reviewed
YOKOTA Sachiko
Journal of Chinese Overseas Studies ( 19 ) 5 - 24 2022.11
-
書評 川口幸大、堀江未央（編著）『中国の国内移動──内なる他者との邂逅』 Invited Reviewed
横田祥子
年報人類学研究 ( 13 ) 162 - 165 2022.6
-
書評 川口幸大・堀江未央（編）2020『中国の国内移動：内なる他者との邂逅』京都大学学術出版会 Invited Reviewed
横田 祥子
年報人類学研究 13 2022
-
インドネシア・スンバ島における民家の現状と住人の防火意識 Reviewed
藤木庸介, 横田祥子, セバスチャン・ヴィンセント
歴史都市防災論論文集 ( 14 ) 131 - 138 2020.7
-
Book Reviews : James Francis WARREN, Ah Ku and Karayuki-san : Prostitution in Singapore, 1870-1940
15 48 - 50 2018
-
〈印尼華人女性的跨國婚姻與維持家戶福利：以西加里曼丹省山口洋市為案例〉 Invited Reviewed International journal
横田祥子
《在地、南向與全球客家》 297 - 325 2017.11
-
書評 松村智雄著『インドネシア国家と西カリマンタン華人──「辺境」からのナショナリズム形成』
横田祥子
華僑華人研究 ( 14 ) 2017.11
-
書評 椎野若菜編著『シングルの人類学１ 境界を生きるシングルたち』『シングルの人類学２ シングルのつなぐ縁』
横田祥子
比較家族史研究 ( 31 ) 97 - 101 2017.3
-
Global householding through Cross-border marriage migration of Indonesia Chinese Women: A Case Study of Singkawang, West Kalimantan, Indonesia Reviewed
13 27 - 44 2016.11
-
Book Reviews : WU Yen-Ho, Hometown, Fieldwork and the Train : An Anthropologist Trilogy
( 12 ) 83 - 86 2015.11
-
「台湾漢族の高齢者の扶養形態―『輪食』から『輪照』へ―」
横田祥子
『貿易風―中部大学国際関係学部論集―』 ( 6 ) 62 - 76 2011.4
-
「負債関係に働く力学―台湾中部の地方都市における国際ブローカー婚の互酬性」
横田祥子
『白山人類学』 ( 14 ) 133 - 156 2011.3
-
Dynamics of Debt : Reciprocity in Cross-Border Brokered Marriage in Taichung, Taiwan Reviewed
YOKOTA, Sachiko
Hakusan Jinruigaku ( 14 ) 133 - 156 2011.3
-
「漢族社会のあの世の『おひとりさま』」
横田祥子
『民俗文化研究』 ( 11 ) 2011.1
-
Chinese rotating aliment for the elderly and their lifestyle in Taiwan
( 6 ) 62 - 76 2011
-
「台湾の二つの多文化主義の系譜」
横田祥子
『国際人間学研究所の若手研究者は発信する：「自他との差異を超えてつながる」表彰とメタファー』 32 - 45 2010
-
「台湾漢族の家族的セーフティネット」
横田祥子
『東アジアにおける高齢者のセイフティネットワーク構築に向けての社会人類学的研究 成果報告書』（科研B課題番号19320139） 2010
-
「グローバル化時代の国際結婚に働く〈生政治〉と親族研究の可能性」
横田祥子
『アリーナ』 ( 8 ) 285 - 286 2010
-
グローバル化時代の国際結婚に働く〈生政治〉と親族研究の可能性
横田祥子
アリーナ ( 8 ) 285 - 287 2010
-
台湾の二つの多文化主義の系譜
横田祥子
国際人間学研究所の若手研究者は発信する：「自他との差異を超えてつながる」表彰とメタファー 2010
-
「グローバル・ハイパーガミー？：台湾に嫁いだベトナム人女性の事例から」
横田祥子
『異文化コミュニケーション研究』 ( 20 ) 79 - 110 2008
-
グローバル・ハイパーガミー？：台湾に嫁いだベトナム人女性の事例から
横田祥子
異文化コミュニケーション研究 ( 20 ) 2008
-
「横浜中華街に見られる高齢者ケア―婦女会活動を中心に―」
横田祥子、伊藤眞
『人文学報』 ( 378 ) 61 - 76 2007
-
The Yokohama Chinese Women's Association and aging in the China town
The Journal of social sciences and humanities ( 378 ) 61 - 76 2007
-
「〈文化中国〉意識と多文化主義のせめぎあい―台湾・東南アジア系移民受容の対応から―」
横田祥子
『第8回台湾学会発表論文集』 2006
-
「〈新台湾之子〉の発達障害問題にみる『中国人性』継承への懸念をめぐって」
横田祥子
『民俗文化研究』 ( 7 ) 127 - 139 2006
-
「東南アジア移民女性の産褥実践――台湾中部台中県東勢鎮の事例から――」
横田祥子
『民俗文化研究』 ( 6 ) 238 - 248 2005
-
東南アジア移民女性の産褥実践：台湾中部台中県東勢鎮の事例から
横田祥子
民俗文化研究 ( 6 ) 238 - 248 2005
-
「平埔族とは誰のことなのか――台湾における権利回復運動を事例として――」
横田祥子
『アジア文化研究』 ( 10 ) 83 - 94 2003.6
-
「沖縄県国頭郡金武町屋嘉区における門中の編成についての調査報告」
横田祥子
『民俗文化研究』 ( 4 ) 104 - 114 2003
-
平埔族とは誰のことなのか：台湾における権利回復運動を事例として
横田祥子
アジア文化研究 ( 10 ) 83 - 94 2003
-
沖縄県国頭郡金武町屋嘉区における門中の編成についての調査報告
横田祥子
民俗文化研究 ( 4 ) 104 - 114 2003
Books etc
-
横田祥子（ Role： Sole author）
春風社 2021.3 （ ISBN:9784861107092 ）
-
世界の冠婚葬祭事典
「横田祥子」「川田牧人」「松田素二」（ Role： Contributor台湾（漢族＋新住民））
丸善出版 2023.12
-
Transnational Chinese Community", in When East Asia meets Southeast Asia : presence and connectedness in transformation revisited
YOKOTA Sachiko（ Role： Contributor）
World Scientific 2023 （ ISBN:9789811250651 ）
-
横田祥子（ Role： Contributor）
台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター 2022.9
-
横田 祥子（ Role： Contributor）
春風社 2022.4 （ ISBN:9784861107610 ）
-
横田 祥子,赤松 美和子,若松 大祐 他（ Role： Contributor）
明石書店 2022.3 （ ISBN:9784750353777 ）
-
横田祥子（ Role： Contributor）
愛知大学現代中国学会 2021.3 （ ISBN:978-4497221063 ）
-
2016-2019年度科学研究費補助金 基盤研究(A)課題番号16H02737 共同研究プロジェクト報告書 アジアの越境する子どもたち
横田祥子（ Role： Joint author）
立教大学社会学部石井研究室 2020.2
-
「解説 台湾の結婚移民現象に関する夏暁鵑のポジション」夏暁鵑著、前野清太朗訳『「外国人嫁」の台湾：グローバリゼーションに向き合う男と女』
横田祥子（ Role： Contributor）
東方書店 2018.8 （ ISBN:9784497218148 ）
-
夏暁鵑著、前野清太朗訳『「外国人嫁」の台湾：グローバリゼーションに向き合う男と女』
横田 祥子（ Role： Contributor解説 台湾の結婚移民現象に関する夏暁鵑のポジション）
東方書店 2018.8 （ ISBN:9784497218148 ）
-
横田祥子（ Role： Contributor）
丸善出版 2017.11 （ ISBN:9784621301760 ）
-
「第４章 政治的な正しさの背後にかくれたローカルな論理によりそう：商業的国際結婚と家族」白石壮一郎・椎野若菜編『100万人のフィールドワーカー：社会問題と出会う 第７巻』
横田祥子（ Role： Contributor）
古今書院 2017.6 （ ISBN:9784772271288 ）
-
"Life History of Chinese Indonesians Who Migrated to Taiwan Studying at "Homeland" Republic of China and Marriage Migration", In Yumi Kitamura ed. Chinese Indonesians on the Move within the International Relations of 20th Century Asia.
Sachiko Yokota（ Role： Contributor）
Kyoto University Library 2017.3
-
「第一部河内 第十章家族・親族」、「第二部多賀 第十章家族・親族」『多賀町文化財自然誌調査報告書八 多賀町民族調査報告書二（河内・多賀・大杉・大岡）』
横田祥子（ Role： Contributor）
多賀町教育委員会・多賀町立文化財センター・滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科 2017.3
-
多賀町立文化財センター・滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科市川秀之研究室編著『多賀町文化財自然誌調査報告書八 多賀町民族調査報告書二（河内・多賀・大杉・大岡）』
横田 祥子（ Role： Contributor第一部河内 第十章家族・親族、第二部多賀 第十章家族・親族）
多賀町教育委員会・多賀町立文化財センター・滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科 2017.3
-
「７章 表象としての『女性』」宮原 暁編著『東南アジア地域研究入門２ 社会』
横田 祥子、原 めぐみ（ Role： Contributor）
慶應義塾大学出版会 2017.2 （ ISBN:476642395X ）
-
「東南アジア系台湾人の誕生：五大エスニックグループ時代の台湾人像」陳 來幸,北波 道子, 岡野 翔太 編『アジア遊学204 交錯する台湾認識：見え隠れする「国家」と「人びと」』
横田 祥子（ Role： Contributor）
勉誠出版 2017.1 （ ISBN:9784585226703 ）
-
横田 祥子（ Role： Contributor）
明石書店 2016.8 （ ISBN:97847503438 ）
-
武田 俊輔編著, 滋賀県立大学式年大祭調査団著『世代をつなぐ竜王の祭り: 苗村神社三十三年式年大祭 (淡海文庫)』
横田 祥子（ Role： Contributor）
サンライズ出版 2016.2
-
横田 祥子（ Role： Contributor）
弘文堂 2015.11 （ ISBN:978-4335551703 ）
-
滋賀県立大学人間文化学部苗村神社三十三年式年大祭調査団『苗村神社三十三年式年大祭報告書』
横田 祥子（ Role： Contributor）
竜王町教育委員会 2015.9
-
『アジ研ワールド・トレンド 2014年8月号（No.226） 特集：途上国の出会いと結婚』
横田 祥子（ Role： Contributor「台湾結婚事情」）
日本貿易振興機構アジア経済研究所 2014.8
-
吉原 和男編『現代における人の国際移動 : アジアの中の日本』
横田 祥子（ Role： Contributor）
慶應義塾大学出版会 2013.3 （ ISBN:9784766419290 ）
-
吉原和男編『現代における人の国際移動:アジアの中の日本 (慶應義塾大学東アジア研究所叢書)』
横田祥子（ Role： Contributor「台湾における多文化主義の変容：婚姻移民の増加と変容する『血』のメタファー」）
慶應義塾大学出版会 2013.3 （ ISBN:4766419294 ）
-
FIELD+ no.5 (フィールドプラス)
横田祥子, 東京外国語大学アジア, アフリカ言語文化研究所（ Role： Contributor「国際ブローカー婚のカップル」）
東京外国語大学出版会 2011.1 （ ISBN:4904575105 ）
-
『民俗文化研究』11号
横田祥子（ Role： Contributor「漢族社会のあの世の『おひとりさま』」）
民俗文化研究所 2011.1
-
横田 祥子（ Role： Contributor）
吉川弘文館 2008.7 （ ISBN:9784642014489 ）
-
渡邉欣雄、佐藤壮広、塩月亮子、岡野宣勝編『沖縄民俗辞典』
横田祥子, 渡邊 欣雄, 佐藤 壮広, 塩月 亮子, 岡野 宣勝, 宮下 克也（ Role： Contributor「ねこ」、「ねずみ」、「かちく」、「ヒージャー」、「とうふよう」等項目）
吉川弘文館 2008.7 （ ISBN:4642014489 ）
-
『月刊みんぱく』2007年4月号
横田祥子（ Role： Contributor「国際結婚移住者の『声』」）
国立民族学博物館 2007.4
-
『原教界』Vol.10（中国語）
横田祥子（ Role： Contributor「第八届 日本台湾学会学術大会的報告」）
国立政治大学原住民研究中心 2006
-
『アジア遊学〈No.81〉特集・東アジアのグローバル化』
横田祥子（ Role： Contributor「台湾・東南アジア系移民の今日と多文化主義の行方」）
勉誠出版 2005.11 （ ISBN:4585103325 ）
-
『台湾原住民族との交流会一〇周年記念誌』
横田祥子, 石垣直（ Role： Joint translator「憲法原住民族専章および関連条文草案」）
台湾原住民族との交流会 2005
MISC
-
解説 台湾の結婚移民現象に関する夏暁鵑のポジション
横田祥子
夏暁鵑著、前野清太朗訳「外国人嫁」の台湾：グローバリゼーションに向き合う男と女 2018.8
-
Sidestepping the Image of "Southeast Asian Competent Personnel"-Second Generation of Marriage Migrant in Taiwan-
YOKOTA Sachiko
FIELD + 20 8 - 9 2018.7
-
東南アジア系台湾人の誕生 : 五大エスニックグループ時代の台湾人像 (交錯する台湾認識 : 見え隠れする「国家」と「人びと」) -- (台湾の「実像」)
横田 祥子
アジア遊学 ( 204 ) 142 - 153 2016.12
-
「新刊紹介 呉燕和著、日野みどり訳『ふるさと・フィールド・列車 : 台湾人類学者の半世紀』 」
横田祥子
『華僑華人研究』 ( 12 ) 83 - 86 2015.10
-
「世界のシングル『親孝行』のプレッシャー激しく 台湾」
横田祥子
『読売新聞』 2015.7
-
世界のシングル 「親孝行」のプレッシャー激しく 台湾
横田 祥子
読売新聞 2015 ( 7/9 ) 2015.7
-
「台湾結婚事情」 Invited
横田 祥子
アジ研ワールド・トレンド 特集途上国の出会いと結婚 ( ８月 ) 10 - 13 2014.7
-
横田 祥子, ヨコタ サチコ, YOKOTA Sachiko
Field+ : フィールドプラス : 世界を感応する雑誌 / 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 [編] ( 5 ) 22 - 23 2011.1
-
「国際ブローカー婚のカップル」 Invited
横田祥子
フィールドプラス ( 5 ) 2011.1
-
「国際結婚移住者の『声』」 Invited
横田祥子
月刊みんぱく ( 2007年4月 ) 16 - 17 2007.4
-
「第八届 日本台湾学会学術大会的報告」 Invited
横田祥子
『原教界』 ( 10 ) 82 - 83 2006
-
中国性伝承的危機感與多元文化主義的衝突：以台湾対於東南亜移民的接納為例（中国語）
横田祥子
文化多様性與当代世界国際学術研討会論文集 第16届人類学與民族学世界大会籌委会(第16回国際人類学民族学会議（ICAES）準備委員会) 2006
-
「台湾・東南アジア系移民の今日と多文化主義の行方」 Invited
横田祥子
『アジア遊学特集 東アジアのグローバル化』 2005
-
「喝鶏酒、坐月子――東勢外籍配偶的異文化経験――」 Invited
横田祥子
『青芽児』 ( 12 ) 18 - 22 2005
Research Projects
-
Anthropological study beyond family
Grant number：23H00026 2023.4 - 2028.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
Grant amount：\46410000 （ Direct Cost: \35700000 、 Indirect Cost：\10710000 ）
-
書籍『台湾の国際結婚―再生産領域グローバル化時代の男と女―』の出版
2020.6 - 2022.3
日本文化人類学会 植松東アジア研究基金 2020年度研究促進事業採択課題
Authorship：Principal investigator
-
人の観光にかかる意思決定構造のモデル化とローカル・リビングヘリテージの維持・保全
Grant number：18K11870 2018.4 - 2023.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
藤木 庸介, 山田 歩, 北山 めぐみ, 上田 香, 横田 祥子, 神田 孝治
Grant amount：\4290000 （ Direct Cost: \3300000 、 Indirect Cost：\990000 ）
2021年度は引き続き新型コロナウイルス蔓延の影響で調査・研究が停滞した。2021年度における各メンバーの成果については以下にまとめるが、いずれにしても、各メンバー共に思うような研究成果を得るには至っていない。
藤木・横田は昨年に引き続き、海外に渡航しての調査ができず、研究を一時保留し2022年度の再延長期間における調査実施に期待することにした。しがって、2021年度は新たな調査は行わず、これまでの調査データをまとめ、これを利用した執筆活動に専念した。執筆著作については後述する。
神田はジェンダーに注目した観点から、伊勢志摩地域に焦点をあて、海女の生活文化と観光の関係性について研究をすすめた。2021年度も前年度に引き続き、得られている文書資料の整理・考察を行った。また、観光学術学会・第10回大会に参加することで関連する研究動向についての情報収集を実施した。
山田は電柱・電線が景観印象に与える影響について心理学実験をおこなった。その結果、電柱電線の存在に意識を向けさせる評価方法かどうかによって、電柱電線が景観評価に与える影響が変わることが確認された。
上田は京都で多く使われている日本式ジャカード織機の特徴について、海外研究者と共に研究を行なった。2021年度は論文発表を行い、遠隔で日本の伝統観光資源を発信する活動も行なった。
北山は日本建築学会において、2020年度に行なった調査研究「室戸市吉良川町における製炭業からみる景観構造」について発表を行った。 -
社会関係を開閉する食実践と住に関する文化人類学的研究
Grant number：18K01202 2018.4 - 2023.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
三浦 哲也, 櫻田 涼子, 稲澤 努, 山崎 寿美子, 横田 祥子, 深川 宏樹
Grant amount：\4290000 （ Direct Cost: \3300000 、 Indirect Cost：\990000 ）
本研究は、アジア・オセアニア地域において、家屋の空間利用の特徴と、食をめぐる諸実践を比較・考察し、これを通じて構築される関係性の動態を明らかにすることを目的としている。なお、本研究は、当初は平成30年度からの3年間を予定していた。
１年度目の研究集会（2018年10月、於・筑波大学東京キャンパス）で共有・確認された問題意識と調査項目・手法にもとづいて、研究組織（6名）がそれぞれに文献調査および海外での現地調査を実施した。また、２年度目の研究集会（2020年2月、滋賀県立大学）では、家屋の物理空間のデザイン・意匠に対する歴史的意味づけとその変遷についての議論し、また、横田・稲澤・櫻田・三浦からは、それぞれの調査結果の中間報告、もしくは中間的な研究成果について発表がなされた。そこでの議論に基づいて、最終年（2020年度）の研究方針および、現地調査の実施計画が検討・準備されていた。
しかしながら、2020年の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、海外調査が行えない事態に陥った。そのため、今後の対応を含め、研究情報を適宜組織内で共有する作業を行いながら、長期調査の実施の可否や調査内容と方法の検討を行ったが、海外調査を再開するめどは立たず、やむを得ず１年の研究期間の延長申請をすることを決定し、延長申請を行い、認めらた。
延長期間となった2021年度も、感染の終息は見えず、海外渡航についても不可能であることから、引き続き、すでに得られている資料の分析の精緻化と比較研究の手法の検討を中心に、分担者間での意見交換をメールやオンラインで行う形で研究を進めてきた。とはいえ、調査研究の核心に関わる資料は、現地調査以外では得られないことから、短期間でも現地調査が可能になることを期待して、もう1年度期間延長を申請することとした。 -
少子化に揺れる東アジアの父系理念－祖先祭祀実践と世界観の再創造に関する比較研究
Grant number：18H03607 2018.4 - 2022.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
植野 弘子, 三尾 裕子, 上水流 久彦, 横田 祥子, 西村 一之, 川口 幸大, 長沼 さやか, 川瀬 由高, 本田 洋, 中村 八重, 玉城 毅, 越智 郁乃, 田中 大介
Grant amount：\40170000 （ Direct Cost: \30900000 、 Indirect Cost：\9270000 ）
１ フィールド調査－メンバーが各自のフィールドにおいて自身の問題関心によって、以下のような調査を進め、成果を得ている。
①祖先祭祀・祖先観の変化に関しては、台湾では三尾裕子・西村一之が、中国では川瀬由高が、韓国では研究協力者の本田洋（東京大学）と中村八重が、沖縄と奄美では玉城毅が調査を行った。②墓や遺骨の処理における変化に関する研究としては、台湾では植野弘子と西村が、石垣島に来た台湾人の墓については三尾が、鹿児島では上水流久彦が、また東京の永代供養墓については越智郁代が調査を進めた。③葬儀の変化については、田中大介が日本における調査を行った。④少子化による祖先祭祀の変化を考えるため、家族関係・人口政策に注目して、中国において川口幸大・長沼さやかが調査を実施した。⑤父系社会の祖先祭祀における女性の役割に注目して、上水流・植野・橫田祥子が台湾において調査を行った。
２ アンケート調査実施と再検討ー共同研究の特性を生かし、東アジアの祖先祭祀の継承の意識に関するアンケート調査を、日本本土・沖縄・韓国・台湾の大学生、中国からの留学生を対象に実施することとし、2019年度には日本本土において、試験的に実施した。その結果を研究会で検討した際には、海外にいる研究協力者－林承偉（台湾・国立台北芸術大学）、林慶澤（韓国・全北大学校）、李華（中国・延辺大学）も参加し、今後の海外における実施についての意見交換を行った。
３ 研究会による課題の展開－研究課題の展開をめざし、2019年6月に鹿児島において研究会を開催し、外部講師による奄美の納骨堂についての報告がなされ、また指宿市における墓制の変化に関して共同実地調査を行った。さらに、11月に外部講師による日本と韓国の葬儀・骨の処理の変化についての報告を受け、議論を行った。
なお、研究協力者の氏名の公開については、本人の了解を得ている。 -
Child Migration in Asia: Emerging Transnational Class
Grant number：16H02737 2016.4 - 2020.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
ISHII Kayoko
Grant amount：\23660000 （ Direct Cost: \18200000 、 Indirect Cost：\5460000 ）
This research project is designed as the second phase of JSPS research project to analyze family-related migration in East/Southeast Asia, started since 2010. The first phase, a Research Project on the Duplicated Trajectories of Marriage Migrants in Asia (2010-2015), tried to describe how repeated/complicated migration trajectories of family migrants are, and as results, how easily degraded the family migrants statuses are, although their identity may be multiple.
Upon the goal of the first phase, the second phase of the research project was built to purse analysis on multi-affiliated identities and degraded legal, economic and social status of family migrants. The target of the second phase is focused to the children who migrate cross-borderly, or the children who experience crossing borders in their daily life, within family, school, community and urban spaces, to describe the gap between the multi-affiliated identity and degraded legal (economic, social) status. -
Rethinking Asia from Maritime Perspectives: History and Continuity of British Malaya and East Asian Network
Grant number：16H03312 2016.4 - 2019.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
Kitamura Yumi, OTA Atsushi, OSADA Noriyuki, KUDO Yuko
Grant amount：\14820000 （ Direct Cost: \11400000 、 Indirect Cost：\3420000 ）
In this research we focus on various networks underlying social structure and cultural dynamism in contemporary East Asia and Southeast Asia by conducting multidisciplinary research by the group of researchers with various disciplines such as area studies, cultural anthropology, and historical studies. By examining colonial networks developed in British Malaya and its implications in the modern East and Southeast Asia through fieldwork and the examination of literature, we uncovered different layers of networks inherited from the colonial period to the present in terms of patterns of commerce, migration, and even cultural dissemination. Through this collaborative research we were able to present new perspectives to understand contemporary Asia beyond the boundaries of nation states. Some of our findings were presented at international symposium and conferences in Japan.
-
中国系移民社会間における再生産労働の分業化と家族形成
2015.4
学術研究支援事業
-
中国系移民社会間における再生産労働の分業化と家族形成をめぐる社会人類学的研究
2015.4 - 2019.3
文部科学省 文部科学省科学研究費
横田祥子
Grant amount：\1170000 （ Direct Cost: \900000 、 Indirect Cost：\270000 ）
-
Anthropological Study on Network Construction of Hainanese Chinese in Indonesia.
2014.4 - 2016.3
Center for Southeast Asian Studies Kyoto University International Program of Collaborative Research - CSEAS
Grant amount：\400000 （ Direct Cost: \400000 ）
-
中国系移民のディアスポリック空間の形成と女性
2013.4
科学研究費補助金
-
Comparative Study on Education and Support Network of migrant Children in Asian Countries
Grant number：25381136 2013.4 - 2017.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
NOTSU TAKASHI
Grant amount：\4810000 （ Direct Cost: \3700000 、 Indirect Cost：\1110000 ）
The purpose of this study is to analyze the educational problems of migrant children in the four Asian countries; Japan, Thailand, Korea and Taiwan. Based on the field work, the research found that the expansion of education for migrant children in the four Asian countries is still limited, NPO / NGOs play an important role for helping activities and human rights security has become a common philosophy in the four countries.
-
Women Experiences as an Interface and Diasporic Space in Southeast Asian Chinese Communities
Grant number：25300047 2013.4 - 2016.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
MIYAHARA GYO, MIO Yuko, ICHIKAWA Tetsu, KIMURA Mizuka, KATAOKA Tatsuki, KAWAI Hironao, NAKANISHI Yuji, WANG Liulan, YOKOTA Sachiko
Grant amount：\11050000 （ Direct Cost: \8500000 、 Indirect Cost：\2550000 ）
In this research project, we examined women’s experiences around male migration in the scope of “Diasporic Space,” in which population movements can be interpreted politically. This project examined the invention and negotiation of identity and physical body, and the space where the incarnation is processed. Through these analyses, we discussed the post-colonial view on Chinese migrants between settlements and movements, then, Sinicization and Creolization.
Women’s mobility clears up the horizon where discourses on the nation-state, modern capitalism, and ancestral worship emerged, and creates a place for new interpretation on movement. The neutralized place for new interpretation can be compared to the Third Space, which Homi Bhabha argues. -
20世紀東アジアの国際関係とインドネシア華人の移動
2012.4 - 2017.3
科学研究費補助金
-
再生産労働の国際分業化に伴う台湾漢族の家族の再編
2010.4 - 2013.3
科学研究費補助金
-
グローバル化する家族（国立民族学博物館試行的プロジェクト－若手研究者による共同研究「人の移動に注目した場所・空間・景観の文化人類学的研究」）
2008 - 2010
Grant type：Competitive
Presentations
-
国際結婚をめぐる男女と国家―少子化時代の台湾における家族形成
横田祥子
シンポジウム 東アジアの祖先祭祀を問い直す ―少子化、父系理念、家族を超える試みから 2024.1 科学研究費（基盤Ａ）「少子化に揺れる東アジアの父系理念－祖先祭祀実践と世界観の再創造にする比較研究」（代表者 植野弘子 課題番号 JP18H03607）
-
社会統合から「東南アジア人材」育成まで- 台湾の「新住民」政策を事例として Invited
横田祥子
EES神戸「人口減社会における越境・家族・国家」シンポジウム 「日本を選ぶ（残る）理由 日本を選ばない（去る）理由」 2023.11 神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート拠点（EES神戸）
-
ラトッを媒介にしたコミュニケーション：インドネシア西カリマンタン州の事例から Invited
横田 祥子
2021年度日本華僑華人学会研究大会 2021.10
-
立地から見たカルの機能 中国四川省ギャロン・チベット族の生活空間その6
中井 均 , 藤木庸介 , 横田祥子
2020年度日本建築学会大会（関東） 2020.7
-
現在に見るギャロン・チベット族の民家の構成とその使用実態-2 中国四川省ギャロン・チベット族の生活空間その5
横田祥子, 藤木庸介, 中井 均
2020年度日本建築学会大会（関東） 2020.7
-
現在に見るギャロン・チベット族の民家の構成とその使用実態-１ 中国四川省ギャロン・チベット族の生活空間その４
藤木庸介 , 横田祥子 , 中井 均
2020年度日本建築学会大会（関東） 2020.7
-
荒ぶる神ラトッの増殖ーインドネシア西カリマンタン州の民族関係から見る民俗宗教
横田祥子
日本文化人類学会第54回研究大会 2020.5 日本文化人類学会
-
ダヤック人の神格化に見る世界観の交差:インドネシア西カリマンタン州の民間信仰から
横田祥子
2018年度日本華僑華人学会 2018.11 日本華僑華人学会
-
Changing Cross-border Marriage Migration of Indonesian Women: A Case Study of Singkawang, West Kalimantan, Indonesia Invited International conference
Sachiko YOKOTA
International Workshop on Marriage Migrants in Asia: Mobility and Agency 2018.10 国立成功大学性別與婦女研究中心＆WUN
-
Global Householding through Cross-border Marriage Migration of Indonesian Chinese Women: A Case Study of Singkawang, West Kalimantan, Indonesia Invited International conference
横田祥子
International Workshop on Making Global Trajectories of Chinese Diaspora Studies in Asia 2017.11 Kyoto University and Indonesian Institute of Sciences
-
Cross-border Marriage Migration Between Indonesian Hakka Women and Other Area’s Chinese Men Global Householding of Singkawang, West Kalimantan, Indonesia Invited International conference
YOKOTA, Sachiko
The Fourth Taiwan International Conference on Hakka Studies 2016.9 College of Hakka Studies, National Chiao Tung University
-
Remigration to “Free China”: the Political Decision for Indonesian Chinese Invited International conference
YOKOTA, Sachiko
Celebrating 20 Years of SEASREP and Southeast Asian Studies 2015.11 Southeast Asian Studies Regional Exchange Program
-
Remigration to “Free China”: the Political Decision for Indonesian Chinese” Invited International conference
YOKOTA Sachiko
Celebrating 20 Years of SEASREP and Southeast Asian Studies, 2015 Southeas Asian Studies Regional Exchange Program, University of Gajah Mada, Indonesia 2015.11
-
「客家人国際結婚事情：台湾客家とインドネシア客家の海を越えた家族形成」 Invited
横田祥子
台湾光点計画講座「台湾客家文化を学ぶ」 2015.7 中華民国文化部,国立民族学博物館
-
商業的国際結婚の戦略：インドネシア西カリマンタン州シンカワン市一帯の事例から
横田 祥子
日本華僑華人学会2014年度研究大会 2014.11
-
在台インドネシア華僑華人の移動の系譜―留学、「帰国」から結婚、出稼ぎへ
横田 祥子
東南アジア学会第89回研究大会 2013.6
-
How Souvenirs mediate desires: Taiwanese-southeast Asians marriage, gift, and remittance International conference
The Society for East Asian Anthropology 2011 Conference 2011
-
日本台湾学会第13回学術大会 「親族から考える台湾漢族社会の特質：中国、韓国との比較を通して」 2011
-
Brokered marriage, reproduction between Taiwan and the marginal areas of cultural China International conference
7th Conference of the International Society for the Study of Chinese Overseas. 2010
-
国際ブローカー婚と再生産の展開―「台湾」境域拡大の一メカニズム
白山人類学研究会・東洋大学アジア文化研究所「境域」プロジェクト共同開催フォーラム「台湾をめぐる境域」 2010
-
華僑華人学会2009年度大会 2009
-
比較家族史学会研究大会第50回記念大会 2008
-
国際結婚にみる男性性の表現：台湾・客家人地域、東勢鎮の事例から
日本文化人類学会第41回研究大会 2007
-
中国性伝承的危機感與多元文化主義的衝突：以台湾対於東南亜移民的接納為例 International conference
「第16届人類学與民族学世界大会籌委会 文化多様性與当代世界国際学術研討会」（第16回国際人類学民族学会議（ICAES）準備委員会 文化の多様性と現代世界国際学術シンポジウム） 2006
Teaching Experience
-
地域文化演習Ⅳ
2019.10 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
比較文化論（地域）
2019.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
地域文化演習Ⅲ
2019.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
現代中国特論Ａ
2014.4 Institution：滋賀県立大学
-
地域文化演習Ⅰ
2013.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
地域文化演習Ⅱ
2013.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
アジア文献講読Ｃ
2013.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
中国地域文化論
2013.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
現代中国論
2013.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Undergraduate (specialized)
-
現代中国特論Ｂ
2013.4 Institution：滋賀県立大学
Level：Postgraduate
-
日本文化論
-
民俗学
-
文化人類学
-
中国語
-
中国語
-
文化人類学
Social Contribution
-
台湾の歴史と文化から学ぶ
Role(s)： Lecturer
関西大倉高等学校 2022.11
-
新移民の包摂：コスモポリタンでローカルな多文化主義
Role(s)： Lecturer
九州大学台湾スタディーズ 第五回台湾事情：「多角的に見る台湾アイデンティティ」 2022.1
-
滋賀県立膳所高等学校２年生人権学習「台湾の歴史と文化に学ぶ」
Role(s)： Lecturer
2019.11
-
公開講演会 ～男女共同参画週間にちなんで～ 東アジアの非婚化時代に生きる「おひとりさま」事情
Role(s)： Lecturer
彦根市男女共同参画センター「ウィズ」 ウィズさんかく塾 2018.6
-
桃山高校一年生への講義
2015.4