Organization
Faculty of Human Cultures
Department
School of Human Cultures Department of Regional Studies
Title
Associate Professor
External link
KIM Woodae
Education
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Kyoto University Graduate School, Division of Letters
Course completed： Master's Course
Country： Japan
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Kyoto University Faculty of Literature
Country： Japan
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慶北大学校 考古人類学科 博士課程
Country： Korea, Republic of
Degree
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博士（文学） ( 2016.3 京都大学 )
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修士（文学） ( 2010.3 京都大学 )
Research Field
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考古学
Research Experience
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The University of Shiga Prefecture School of Human Cultures, Department of Cross-Cultural Studies Associate Professor
2019.4
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The University of Shiga Prefecture School of Human Cultures Department of Regional Studies Associate Professor
2019.4
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The Hakubi Center for Advanced Research, Kyoto University
2016.10 - 2019.3
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National Institutes for Cultural Heritag, Nara National Research Institute for Cultural Properties
2014.8 - 2016.9
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京都大学文学研究科 日本学術振興会特別研究員（ＤＣ）
2013.4 - 2014.7
Research Areas
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Humanities & Social Sciences / Archaeology
Committee Memberships
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考古学研究会 常任委員
2020.7
Committee type：Academic society
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古代武器研究会 幹事
2017.7
Committee type：Academic society
Papers
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木村定三コレクションＭ318単龍環頭大刀の検討２―保存処理後の再調査―
金 宇大
愛知県美術館研究紀要 木村定三コレクション編 ( 30 ) 144 - 150 2024.2
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単龍・単鳳環頭大刀生産の拡大と外来技術工人
金宇大
古代武器研究 18 51 - 66 2023.12
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古墳時代における鉄製環頭大刀把頭意匠の「復古」的採用の可能性
金宇大
器物の「伝世・長期保有」「復古再生」の実証的研究と倭における王権の形成・維持 91 - 108 2023.6
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滋賀県竜王町山面老々塚出土単鳳環頭大刀把頭の検討
金宇大
淡海文化財論叢 14 2022.11
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本位田古墳群等出土遺物の紹介（２） Invited
金宇大, 藤木透
令和２年度埋蔵文化財調査年報 37 - 42 2022.3
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日本列島出土三累環頭大刀の系統とその性格 Reviewed
金宇大
考古学雑誌 104 ( 1 ) 1 - 42 2021.12
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伝榛原町出土単鳳環頭大刀把頭をめぐる問題
金宇大
古墳文化基礎論集 127 - 136 2021.12
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日本列島出土新羅系垂飾付耳飾の意義―静岡県掛川市五塚山古墳出土垂飾付耳飾の検討から―
金宇大
技と慧眼―塚本敏夫さん還暦記念論集― 209 - 220 2021.11
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埼玉県皆野町稲荷塚古墳出土品の研究―単鳳環頭大刀を中心に― Reviewed
金宇大, 河野正訓, 荒木臣紀
MUSEUM ( 693 ) 7 - 30 2021.8
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蕨手刀の始源に関する一考察―張出双脚足金具の構造から―
金宇大
滋賀県立大学考古学研究室論集Ⅰ 157 - 166 2021.6
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日本列島出土三葉環頭大刀の系譜
金宇大
昼飯の丘に集う―中井正幸さん還暦記念論集― 63 - 72 2021.3
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大加耶における垂飾付耳飾製作の展開過程 Invited International journal
金宇大
欧亜考古と文化 慶北大学校考古人類学科40周年記念論叢 513 - 540 2020.12
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大加耶系龍鳳文環頭大刀の成立―東亜大学校石堂博物館所蔵龍鳳文環頭大刀を起点に―
金宇大
柳本照男さん古稀記念論集―忘年之交の考古学― 171 - 180 2020.12
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日本列島出土母子大刀の系譜とその意味 Invited International journal
金宇大
羅州丁村古墳出土母子刀の製作技術復元 184 - 193 2020.12
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The Development of Pendant-Earring Production in Daegaya
Kim Woodae
Archaeology and Culture of Eurasia 513 - 540 2020.12
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日本列島における百済系金工装身具の舶載と製作 Invited
金宇大
일본 속의 百濟 혼슈・시코쿠 지역（日本の中の百済 本州・四国地域） 518 - 544 2019.12
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Research of the Artifacts Excavated from the Hakusan Tumulus in Gunma Prefecture, Part 2
21 ( 21 ) (1) - (38) 2019.4
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金宇大
文化財と技術 ( 9 ) 13 - 30 2019.3
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木村定三コレクションM318単龍環頭大刀の検討
金宇大
愛知県美術館研究紀要 木村定三コレクション編 ( 25 ) 73 - 79 2019.3
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群馬県白山古墳出土品の研究１
諫早直人, 大江克己, 金宇大, 降幡順子, 吉澤悟
鹿園雜集 ( 19 ) 41 - 72 2017.7
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古墳・三国時代における朝鮮諸国および倭の相互交渉
金宇大
2016.3
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江口治郎コレクションの龍鳳文環頭大刀 Reviewed
金宇大
和泉市久保惣記念美術館紀要 20 55 - 44 2016.3
-
金宇大
文化財と技術 7 143 - 179 2015.12
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大阪府芝山古墳の捩じり環 Reviewed
金宇大
古代学研究 204 33 - 34 2014.12
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新羅 垂飾附耳飾의 系統과 變遷 Reviewed
金宇大
韓國考古學報 89 48 - 93 2013.12
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百済・加耶における装飾付大刀の製作技法と系譜
金宇大
文化財と技術 5 54 - 77 2013.9
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綾部市聖塚古墳出土遺物報告－京都大学総合博物館所蔵資料－ Reviewed
阪口英毅, 下垣仁志, 諫早直人, 河野正訓, 川畑純, 金宇大, 土屋隆史, 新宮領奏絵
古代学研究 197 37 - 46 2013.4
-
태장리고분군3 1호분 출토 垂飾付耳飾의 제작기법과 그 평가
金宇大
榮州 順興 台庄里古墳群３ 209 - 218 2013.4
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韓半島 出土 圓頭・圭頭大刀의 系譜
金宇大
義城大里里 二號墳Ⅱ―B봉토・주변유구・A-5호― 184 - 203 2012.9
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製作技法을 中心으로 본 百濟・加耶의 裝飾大刀 Reviewed
金宇大
嶺南考古學 59 75 - 109 2011.12
-
66 87 - 127 2011.9
-
교토대학 총합박물관 소장 금관총 출토유물에 대하여
諫早直人, 金大煥, 金宇大, 土屋隆史
新羅古墳 精密測量 및 分布調査 硏究 126 - 132 2011.8
Books etc
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歴史家の案内する滋賀
滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科（ Role： Joint author渡来人の「足跡」を追う―考古学の調査成果から―）
文理閣 2021.6 （ ISBN:9784892598876 ）
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Ancient Korea and Japan as seen through Metalcraft: A New History of Interregional Relations
Kim Woodae（ Role： Sole author）
2017.3
MISC
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古代の刀から「人間」を見る―交流史の再構築のために― Invited
金宇大
REKIHAKU 002 47 - 53 2021.2
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일본에서 본 대성동고분군（日本からみた大成洞古墳群） Invited
金宇大
대성동고분군 다섯 번의 발굴 10년의 기록（大成洞古墳群５回の発掘10年の記録） 194 - 199 2019.12
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木村定三コレクション環頭大刀・耳環目録 Invited
金宇大
愛知県美術館研究紀要 木村定三コレクション編 ( 25 ) 80 - 94 2019.3
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The Pommel of a ring-pommelled sword with central decoration missing
Kim Woodae
New Aspects of Kofun Period and Archaeological History of Japan from the results of survey on Gowland Collection 25 - 26 2018.3
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書評 高田貫太著『海の向こうから見た倭国』 Invited
金宇大
朝鮮史研究会会報 ( 210 ) 12 - 14 2018.2
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金宇大
京都大学総合博物館ニュースレター 38 2 - 3 2016.11
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Discovery of twisted sword hilt ornaments
Kim Woodae
11 - 11 2015.3
Awards
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第１回高麗浪漫学会高麗澄雄記念「渡来文化大賞」渡来文化研究奨励賞
2019.5 日本高麗浪漫学会・一般社団法人高麗1300 金工品から読む古代朝鮮と倭――新しい地域関係史へ
金宇大
Research Projects
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古代における渡来系文化の伝播・拡散・定着プロセスの研究
Grant number：23K00920 2023.4 - 2027.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
金 宇大, 佐藤 亜聖
Authorship：Principal investigator
Grant amount：\4680000 （ Direct Cost: \3600000 、 Indirect Cost：\1080000 ）
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弥生・古墳時代併行期における日韓年代論の再構築と対外交渉の実証的研究
Grant number：22KK0009 2022.10 - 2028.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
平郡 達哉, 岩本 崇, 會下 和宏, 松永 悦枝, 谷澤 亜里, 金 宇大, 森 貴教
Authorship：Coinvestigator(s)
Grant amount：\19630000 （ Direct Cost: \15100000 、 Indirect Cost：\4530000 ）
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三関周辺における古墳時代から古代の地域動態に関する総合的研究
Grant number：22H00712 2022.4 - 2027.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
梶原 義実, 三舟 隆之, 古尾谷 知浩, 馬場 基, 浦田 真由, 遠藤 守, 金 宇大, 中井 正幸, 上野 祥史
Authorship：Coinvestigator(s)
Grant amount：\17160000 （ Direct Cost: \13200000 、 Indirect Cost：\3960000 ）
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航路・寄港地から見た倭と古代朝鮮の交渉史に関する日韓共同研究
Grant number：22H00731 2022.4 - 2026.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
高田 貫太, 金 宇大, 廣瀬 覚, 諫早 直人
Grant amount：\10530000 （ Direct Cost: \8100000 、 Indirect Cost：\2430000 ）
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図化困難資料の活用を目指した３Dデータ取得・編集・出力に関わる研究
Grant number：22K00995 2022.4 - 2025.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
初村 武寛, 金 宇大
Authorship：Coinvestigator(s)
Grant amount：\4160000 （ Direct Cost: \3200000 、 Indirect Cost：\960000 ）
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器物の「伝世・長期保有」・「復古再生」の実証的研究と倭における王権の形成・維持
Grant number：19H01340 2019.4 - 2023.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
岩本 崇, 金 宇大, 吉田 広, 吉澤 悟, 大賀 克彦, 諫早 直人, 上野 祥史, 阪口 英毅
Authorship：Coinvestigator(s)
Grant amount：\14690000 （ Direct Cost: \11300000 、 Indirect Cost：\3390000 ）
研究２年目の2020年度は、前年度におおよそ策定した「伝世・長期保有」を考古学的に認定する方法にもとづき、検討対象を拡大し、奈良時代の器物や正倉院をはじめとする天皇家の御物から「伝世・長期保有」の実態とこれが生じた背景を考察した。古墳副葬品としては武器、馬具、農工具について、製作時期と副葬時期に差のある例が存在するかを検討し、学史的に「伝世・長期保有」例とされてきた事例の再検討を試みた。また、武器の一部については、研究３年目に予定していた「復古再生」の可能性がある事例などが紹介された。
問題となったのは、古墳副葬品でも武器、馬具、農工具については、そもそも製作時の相対的な時間関係を策定するにあたって、廃棄（副葬）年代をとくに重視する方法がとられており、「伝世・長期保有」を認識しにくい編年の設計となっていることが確認された。ただし、この問題を解決するにあたって、古墳における副葬品の廃棄パターンから、「伝世・長期保有」を想定しない共時的な副葬品の組み合わせを抽出し、この本来のパターンからずれた副葬例を把握することで「伝世・長期保有」を認識できるだろうとの見通しを得ることが可能となったことは強調しておきたい。
当初、研究２年目に予定していたように、「伝世・長期保有」過程の復元的検討として、①「伝世・長期保有」の主体と②「伝世・長期保有」の途絶背景についても検討を進めた。「伝世・長期保有」を積極的に想定しえた鏡と玉については、本来セットが解体されることから地域社会での「伝世・長期保有」を想定しうる玉と、「同笵鏡」の「伝世・長期保有」例のマメツのあり方から流通元での「伝世・長期保有」を想定できる鏡との違いを認識できた。
あることが明らかとなった。
以上の研究成果を１回の共同調査と&２回の共同研究会を通りして、研究代表者・分担者・協力者間で共有した。 -
外来系装飾付大刀の系譜的検討を通じた古代東アジアにおける地域間関係の研究
Grant number：19K13401 2019.4 - 2023.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
金 宇大
Authorship：Principal investigator
Grant amount：\2210000 （ Direct Cost: \1700000 、 Indirect Cost：\510000 ）
３年目となる2021年度も、2019年度末から続いているコロナ禍のため、調査を十分に実施できない状況が続いた。韓国での資料調査実施は年度が終わった今でも再開の目処すら立っておらず、国内での調査も大学の長期休暇に感染拡大の波が重なったことで予定していた通りに調査を遂行することが叶わなかった。それでも、感染状況が比較的収まっている期間に可能な限りの資料調査を実施した。
そうした状況であったため、2021年度は論文の執筆に力を入れた。最大の成果は、2019年度以来、発表が遅れていた三累環頭大刀研究の論文化・公表を完了したことである。論文投稿に際しては、追加調査をおこない、国内で実見可能な三累環頭大刀を全点確認している。また、舶載品と目される鉄製象嵌装単鳳環頭大刀を含む東京国立博物館所蔵埼玉県稲荷塚古墳出土品の調査研究論文、兵庫県本位田古墳群出土の単龍環頭大刀柄頭の資料紹介・考察と、未報告資料の検討・紹介論文の執筆に従事した。
このほか、１件の講演、１件の研究報告を古墳時代の装飾付大刀研究に関連しておこなった。さらに、外来系の装飾付大刀の源流となる、古墳時代中期前半以前の装飾のない鉄製環頭大刀の検討を開始、資料の実見や検討を進めている。 -
古墳時代・三国時代の日朝関係における交渉経路と寄港地に関する日韓共同研究
2019.4 - 2022.3
国立歴史民俗博物館 国立歴史民俗博物館 共同研究
高田 貫太, 李 暎澈, 鄭 一, 林 智娜, 権 五栄, 金 洛中, 洪 潽植, 中久保 辰夫, 諫早 直人, 廣瀬 覚, 金 宇大, 上野 祥史
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Grant number：15K16881 2015.4 - 2019.3
Japan Society for the Promotion of Science Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Young Scientists (B) Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
Kim Woodae
Authorship：Principal investigator
Grant amount：\2860000 （ Direct Cost: \2200000 、 Indirect Cost：\660000 ）
In order to explore the actual state of the intercultural relations between the Japanese archipelago and the Korean peninsula during the Kofun period, I conducted archaeological analyses of the metalwork uncovered from both regions. I focused specifically on two types of metalwork, namely, pendant earrings and ornamental swords, personally conducting observational analysis of each artifact both in Japan and Korea.
Combining the typological method based on attribute analysis and observation surveys of the artifacts, I clarified how the metalworking techniques possessed by Goguryeo, Silla, Baekje, and Daegaya interacted with one another against the changing political backdrop of the Korean peninsula and how these skills spread to the Japanese archipelago. -
古代東アジアにおける朝鮮諸国および倭の相互交渉研究
2013.4 - 2014.7
日本学術振興会 科学研究費補助金
金宇大
Authorship：Principal investigator Grant type：Competitive
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古代東アジア世界における朝鮮諸国と倭の相互交渉研究
2011.3 - 2013.2
松下幸之助記念財団 松下幸之助国際スカラシップ
金宇大
Authorship：Principal investigator Grant type：Competitive
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金工技術을 통해 본 古代韓日交流의 考古学的 硏究
2010.4 - 2011.3
韓国国際交流財団 韓国国際交流財団韓国専攻大学院生奨学制度
金宇大
Authorship：Principal investigator Grant type：Competitive
Presentations
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単龍・単鳳環頭大刀の成立と高島市北牧野２号墳出土単龍環頭大刀の評価
金宇大
考古学研究会関西例会第241 回研究会（滋賀例会） 2024.2
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古墳時代の飾り大刀から探る渡来人技術者の動向 Invited
金宇大
歴史を楽しもうかい 2023.12
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金工品から読む古代朝鮮と倭 Invited
金宇大
川崎市民アカデミーエクセレントⅡ講座 2023.12
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古墳時代後期における垂飾付耳飾および耳環の様相 Invited
金宇大
第26回中国四国前方後円墳研究会 2023.12
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謎めく子持勾玉の世界 Invited
金宇大
浅井歴史民俗資料館あざい歴史の会歴史講座 2023.11
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世界遺産の理念と彦根城登録への取り組み Invited
金宇大
令和５年度第１回近畿病院団体連合会事務長会特別講演 2023.10
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古代日本の金属工芸品製作技術研究の事例と動向 Invited
金宇大
古代金属工芸品製作技術と復元の国際学術大会 2023.10
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近江にやってきた「渡来人」、その足跡を追う！ Invited
金宇大
ひこね考古学ミーティング2023 2023.10
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装飾付大刀生産の拡大と外来技術工人
金宇大
第18回古代武器研究会 2022.12
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湯舟坂２号墳出土大刀の考古学的調査とその研究
金宇大
地域資源としての湯舟坂２号墳Ⅱ―湯舟坂２号墳出土品研究の最前線― 2022.10
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古墳から出土する金銀の耳飾はどこからきたのか？ Invited
金宇大
黒川古文化研究所・西宮市・西宮市教育委員会共催 第67回 夏季講座「比べて読み解く 東アジアの金属工芸」 2021.9
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古墳に埋められた「龍の飾り大刀」―湯舟坂２号墳出土双龍環頭大刀の「価値」とは― Invited
金宇大
ふるさとミュージアム丹後 文化財講座 2021.6
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大刀にあしらわれた龍の文様を読み解く―古墳時代の龍鳳文環頭大刀をつくった製作者集団― Invited
金宇大
日韓古代文化研究会第332回定例学習会 2023.5
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金工品からみた５世紀の東アジア Invited
金宇大
特別展「海を越えたつながり―倭の五王と東アジア―」講演会 2021.3
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兵庫県域における外来系装飾付大刀の様相とその流通背景
金宇大
第26回兵庫考古学談話会 2020.12
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製作技法の追究は何を明らかにするのか―半島系大刀工人の「技量」―
金宇大
「考古学」大勉強会―構造と行為― 2020.10
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刀剣から読む古代朝鮮と倭 Invited
金宇大
第４回古代歴史文化講演会 刀剣が語る古代国家誕生 2019.12 古代歴史文化協議会
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古墳時代の金工職人はどこからやってきたのか？ Invited
金宇大
京都de冬の大学トーク 2019.11
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出土地が明らかでない金工品をいかに研究するか Invited
金宇大
日韓古代文化研究会第314回定例学習会 2019.10
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韓国三国時代研究における「古墳編年」と器物編年との間隙
金宇大
「考古学」大勉強会―進化と脱進化― 2019.6
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初期国家形成期における装飾付大刀所有の意味 Invited
金宇大
初期国家形成期の武装 2019.1
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日本列島 出土 裝飾附大刀의 多樣性과 그 系譜 認識 Invited International conference
金宇大
金工品으로 본 古代 東亜細亜世界의 交流 2018.12
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賤機山古墳の倭系装飾大刀
齊藤大輔, 大谷晃二, 金宇大
日本考古学協会2018年度静岡大会 2018.10
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装飾大刀からたどる倭と古代朝鮮諸国とのかかわり Invited
金宇大
兵庫県立考古博物館特別展講演会 2018.10
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古墳に副葬された渡来系文物 Invited
金宇大
近つ飛鳥博物館 平成30年度春季企画展ミニシンポジウム 2018.6
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古墳に埋められた刀から古代「日韓」交流を追究する Invited
金宇大
むきばんだやよい塾 ６月講座 2018.6
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Restoring Ring-Pommelled Sword Gowland Brought Back
Kim Woodae
The Hakubi Annual Research Report Meeting 2017 2018.4
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古代朝鮮と倭をつなぐ金工品の煌めき Invited
金宇大
守屋多々志美術館美術史講座 2018.2
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三累環頭大刀の再検討とその性格についての予察
金宇大
朝鮮古代研究会例会 2017.12
-
古墳に埋められた金工品を研究する―刀と耳飾から迫る古代の日韓交流― Invited
金宇大
日韓古代文化研究会第294回定例学習会 2017.10
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書評：高田貫太著『海の向こうから見た倭国』
金宇大
朝鮮史研究会関西部会2017年7月例会 2017.7
-
出自が明らかでない環頭大刀をめぐる問題
金宇大
第86回文化財と技術の研究会 2017.7
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Who made the ancient golden earrings?
Kim Woodae
Hakubi Annual Research Report Meeting 2016 2017.4
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Ancient swords and the interchange between Japan and Korea
Kim Woodae
124th Hakubi Seminar 2017.1
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洛東江以東地域における装飾付環頭大刀の変遷
金宇大
洛東江以東地域における装飾付環頭大刀の変遷」『第28回東アジア古代史・考古学研究会 交流会 2017.1
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日本列島出土垂飾付耳飾の再検討 ―いわゆる「長鎖式耳飾」を中心に―
金宇大
朝鮮古代研究会 2016.6
-
装飾大刀からみた古墳時代中期の日朝交渉
金宇大
京都コリア学コンソーシアム第18回研究会 2014.6
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古墳時代の韓日交流 Invited
金宇大
第23回同志社KOREA同窓会総会 2014.5
-
新羅圏域における金工品地方生産の可能性―昌寧地域を中心として―
金宇大
第78回文化財と技術の研究会 2013.12
-
大加耶系垂飾付耳飾の編年的検討
金宇大
朝鮮古代研究会 2013.11
-
金工品からみた古墳・三国時代の交流 Invited
金宇大
日韓古代文化研究会 第253回定例学習会 2013.9
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裝飾付環頭大刀의 系譜와 技術傳播―韓半島 東南部 出土 資料를 中心으로― International conference
金宇大
第4回 重裝騎兵硏究會 2010.10
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装飾付環頭大刀の変遷と系譜―朝鮮半島東南部出土例を中心として―
金宇大
東北亜細亜考古学研究会 2010.5
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装飾付環頭大刀の系譜と技術伝播
金宇大
朝鮮古代研究会 2009.11
Teaching Experience
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アジア史演習２Ｂ
Institution：京都府立大学
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考古学Ａ
Institution：甲南女子大学
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考古学特論Ｂ
Institution：滋賀県立大学
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考古学特殊講義
Institution：京都大学
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考古学実習Ⅰ・Ⅱ
Institution：滋賀県立大学
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環琵琶湖文化論実習
Institution：滋賀県立大学
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朝鮮・韓国学入門
Institution：京都大学
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文化遺産学概論２
Institution：京都府立大学
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地域文化演習Ⅲ・Ⅳ
Institution：滋賀県立大学
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地域文化演習Ⅱ
Institution：滋賀県立大学
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地域文化演習Ⅰ
Institution：滋賀県立大学
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地域文化基礎演習
Institution：滋賀県立大学
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博物館資料論
Institution：滋賀県立大学
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人間文化論Ｂ
Institution：滋賀県立大学
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人間文化論Ａ
Institution：滋賀県立大学
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人間探求学
Institution：滋賀県立大学
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世界遺産学特論
Institution：滋賀県立大学
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世界遺産学概論
Institution：滋賀県立大学
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アジア考古学Ａ
Institution：滋賀県立大学
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アジア考古学B
Institution：滋賀県立大学
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アジア文献購読A
Institution：滋賀県立大学